ニッサン プリンス ロイヤル
1966年、宮内庁からプリンスに発注されていた高級リムジンが発表された。
ニッサン プリンス ロイヤル
ニッサン プリンス ロイヤル 後部シートと前方の補助性
全長が6mを超えるボディーにV8 OHV 6373ccのエンジンをの搭載し最高速は160km/hでパレードの際の低速走行8km/hに対応していた。エンジン出力は非公開で車重は3200kg
当初は一般向けの注文生産も考えられていたが、宮内庁への納入目的以外には作らないことになった。
この当時の1964年から1965年にかけてアメリカなどの諸外国から、完成自動車の輸入自由化と自動車産業の資本自由化の要求があり、日本の自動車産業の競争力を高めるべく、通産省が自動車メーカーの再編に乗り出した。
その結果、通産大臣の仲介により業界2位の日産と4位のプリンスの合併が成立した。実際には日産がプリンスを吸収する形の合併となり、車名からプリンスの名が消えた。