マツダ ルーチェ③

1972年10月ルーチェがフルモデルチェンジした。

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1973年ー1974年 ルーチェ ハードトップ GSⅡAP

ボディタイプは4ドアセダンと52ドアハードトップ、エンジンはカペラのロータリー573ccX2 12Aが流用された。

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1973年ー1974年 ルーチェ セダン

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1973年ー1974年 ルーチェ カスタムGRⅡ

その中に環境庁が設定した昭和50年度排気ガス規制をクリアした公害対策車(AP仕様)が含まれていた。AP(Anti Pollution)仕様は115馬力から130馬力までの4種あり最高速は170kmから190kmで前輪には倍力装置(マスターバック)付きのディスクブレーキが標準装備された。

1973年4月にはレシプロエンジンのルーチェ1800が加えられ、新開発のエンジン OHC4気筒 1769cc 110馬力/6000rpmが搭載され、最高速は165km/h

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1973年1974年 ルーチェ1800 ハードトップ

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1974年 ルーチェAP ハードトップ グランツーリスモ 1973年には最上級モデルとして加えられたグランツーリスモには12A型ローターハウジング幅を10ミリ増やした654ccX2の135馬力/6500rpmの13Bエンジンが搭載された。

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1974年ルーチェAP ワゴン カスタムGRⅡグレードの豪華な内外装と共に、13Bのエンジンが搭載された。

このころ自動車の排気ガスによる大気汚染が公害として社会問題となっていた。ロータリーエンジンは軽量コンパクトで大きな出力を得れることが大きな特徴であったが、同時にNOxの排出量が少ない特徴を持っていたので、公害対策エンジンとしても注目されるようになった。実際に1972年にはルーチェAPが初の公害対策車として認定された。

また、1973年に中東から起こった石油危機から燃費が重要視されるようになり、燃費の悪いローターリーエンジンは低迷するようになる。1974年に燃費を20%改善したREAPS4の12A,13Bロータリーエンジンを搭載したサバンナ、ルーチェ、カペラを発売したがその後現在に至るまでロータリーの普及は進まなかった。

マツダ・ルーチェ1

マツダ・ルーチェ2

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