オートオークションと一般ユーザー
オートオークションは古物商を持ったオートオークション会員が中古自動車を売買をする場のため一般ユーザーの入場が禁止されています。
そのためオートオークション会員以外の入場を制限するためにオートオークション会場へ入場する際はIDカード着用が義務付けられています。
実際には入場規制の緩いオートオークション会場と厳しいオートオークション会場があり、オートオークション会員が一般ユーザー同伴で中古車の下見をし競りに参加しているオートオークション会場もあります。
電話回線や衛星を使ったTVオークションが始まり、その後インターネット回線が常時接続になりその回線速度が速くなってからはインターネットを使っての競りへの参加が一般的になり、ほとんどの中古車販売店ではオートオークション会場のウェブサイトからの競りに参加することが多くなりました。
そのため、一般ユーザーがオートオークション会場へオートオークション会員と一緒に出向かなくてもオートオークション競りを見ることが出来るようになりました。
インターネットを使った競りの中継がオートオークションと一般ユーザーの距離を縮め、オートオークションが広く一般に知られることとなったように思います。
また、オートオークション代行業者では競りを一般ユーザーへ公開してしてのオートオークションの代行を行っている業者もいると思いますので、業者間相場と小売り相場の区分けもなくなりつつあるように思います。
それに加えて、異業種からオートオークション代行への参入もあり、今後は更にオートオークションへの一般ユーザーの間接的な参加が増えると思います。
この状態が続いて行けば莫大な経費をかけて中古車を展示して販売することの役割が失われ、中古車販売店の存在意義がなくなる日が来るかもしれません。