オートローン
自動車販売店はローン会社の加盟店になっていてオートローンを取り扱っています。
ローン会社の加盟店契約は販売店が取り扱う商品の種類ごとにローン会社と契約を結びます。そのため自動車販売店が結んでいる加盟店契約はオートローンになります。
オートローンは自動車の販売、車検、修理、自動車用品などの自動車と自動車関連の商品の販売、その他自動車関連のサービスに使われます。
オートローンの金利は加盟店ごとに仕切り金利に違いがあり、オートローンの取り扱い量により加盟店ごと異なる仕切り金利になります。
この仕切り金利に販売店が金利を上乗せし、自動車販売店でのオートローンの取り扱い金利が決まります。この上乗せ分がバックマージンとして加盟店に支払われます。
そのため自動車販売店ではローンで自動車を購入する客が好まれます。また強引にオートローンでの購入を進められたりすることがあるのはこのためです。
また、客がローンの途中で残金の精算をおこなった場合は、ローン会社から加盟店にバックマージンとして支払った金利の一部をローン会社へ戻さなければなりません。
そのため、ローン途中での残金の精算は自動車販売店にとっては利益が減ることになるので、販売時にローンの途中返済をしないように客にはたらきかけたり、中途返済は違約金がかかるなどと言って、中途返済がないように誘導する販売店もあるようです。
自動車販売店で取り扱うオートローンは申し込み用紙に必要事項を記入するだけで審査が受けられ手軽なのですが、オートローンは銀行、信用金庫などの金融機関でも取り扱っていて中古車販売店よりは金利が低く設定されているので事前に比較確認してから利用しましょう。