オートオークションの公平,公正,中立

オートオークションは公平、公正、中立のもとに運営されなければなりませんが、現在にいたるオートオークションの歴史は会員による不正行為、オートオークション事業者の不公平な運営もあるようで、公平、公正、中立が必ずしも保たれているように見えないところもあります。

メーカー系のオートオークションは販売店とは別の組織での運営がされてきましたが、その他の組合系や株式会社系は特定の自動車販売店によって運営されてきたため、出品、落札時に公平性を欠くような処理が行われて来ました。

自動車販売店が直接オートオークションの運営に関わることは検察官と被告と裁判官が一緒に裁判所を運営するようなことになり公平性を保つことは難しくなります。

中古車には必ずある車両の不具合によるクレームの不公平な裁定、競り機の不正操作、車両評価の操作、大口取引会員への不透明な優遇、その他運営上の不公平な処理などがありました。

特に少数の自動車販売店で運営されていたオートオークションは不公平な運営がされていることが多くありましたが、オートオークション間の競争が激しくなる中で姿を消しました。

オートオークションを流通する台数が増えるに伴いオートオークション規約が整備され、会員間の取引上の問題はオートオークション規約により処理されるようになってきているため、公正さが保たれるようになってきたと思います。

競りの公平性は手競りからポスに変わったことでコンダクターによる不公平な競り運営は出来なくなりましたが、オートオークション運営者による競り機の不正操作がありました。

大口取引会員への優遇は全ての会員向けの手数料の割戻し制度などが創設され公開されることにより透明性が確保されるようになりましたが、運営上の問題は未だに公正に処理をされていないオートオークションもあるようです。

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