最初のディーゼルエンジン
ディーゼル機関は1897年にドイツ人 ルドルフ ディーゼル機関が完成された。
ディーゼルエンジンは熱効率の良さから現在ではトラックやバス、列車など、または発電機など様々な動力源として利用されています。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンとの違いは点火方式にあり、ガソリンエンジンが点火装置(スパークプラグ)の火花を利用しているのに対してディーゼルエンジンの点火は空気の圧縮熱を利用しているため点火装置が無いことにあります。
ガソリンエンジンが開発された当時、ガソリンエンジンの点火装置はやっかいな部品であり、空気の圧縮熱を利用して点火ができればこのやっかいな部品の問題を解決できると考えたのがルドルフ ディーゼルでした。
ダイムラーのガソリンエンジン 1883年
ガソリンエンジンはシリンダー内に気化器(キャブレター)でガソリンと空気を混合してものを送りこみ、それを圧縮して点火装置で着火するのに対し、ディーゼルエンジンは空気だけをシリンダー内に吸い込み、それに燃料を噴射し着火するため。点火装置も気化器も必要のないエンジンでした。
ディーゼル機関 1897年
ディーゼルエンジン熱効率が良く、重油などの燃料も使うことが出来、点火装置も気化器も必要がないことから様々な用途に利用されていきました。
その後は小型軽量化と振動、騒音の問題が改良され大型車輌の動力以外に小型の乗用車への利用もされるようになりました。
最近はハイブリッド車の燃費の良さが強調されることが多くなっていますが、小型乗用車のディーゼルエンジンの燃費の良さもそれに匹敵するものがあります。