中古車輸出 スリランカ
日本からスリランカへの中古車輸出の歴史は古く、現地での日本車の人気は高く、現在でも輸出が続けられています。
スリランカの中古車輸入規制は年式規制と支払条件がL/CまたはD/Pとなっていましたが、中国からの新車が輸入されるようになってからは、中古の日本車の輸入が規制されるようになり、その時にはほとんど日本から輸出できない状況が続きました。
実際には日本の中古車輸入を規制しても中国車は現地で受け入れられず、思うようには売れなかったようです。その後、日本からの中古車の輸入は緩和されましたが、年式は新車から36か月以内、決済方法はL/Cのみ、輸出検査の義務付けなどがあり、中古車を輸出するハードルは依然として高い状態にあります。
また現地輸入業者の販売状況も厳しく、輸入した中古車を在庫展示しても客に販売することは難しい状況です。
2009年にタミルイーラム解放のトラとの内戦終了後、戦後復興が始まり、30年以上停滞していた経済発展が始まりました。
それまで中国に偏っていた経済支援が日本含めた他の国から投資が始まり、今後は観光立国を目指しての社会資本整備が急速に進められています。
急速な社会資本整備を進めているなか財政不足を補うため様々なものが増税され日本からの中古車の関税も高くなっています。
スリランカは日本と同じ島国で面積は北海道くらいになり、自動車の多くはコロンボ市街周辺に集中しているため、渋滞がひどく車の市場は飽和状態のように見えます、また日本からの3年落ちの中古のカローラが高額な関税のため現地価格500万円、600万円にもなり、販売を難しくしています。
スリランカの中古車市場がよくわかりました。
ドバイ経由で輸出しても、飽和状態ではどうしようもないですね。
3年落ちのカローラが500万円とは!最近のだからカローラ何とかってのか?
輸出に回せば車として使ってもらえると思ったがそう甘くはないようですね。
ご意見ありがとうございます。スリランカに限らずどこの仕向地でも状況は同じですね。今後は現地生産が後進国でも増えていくのは間違いない状況を考えると、新車を含めて日本からの自動車の輸出は減少していくと考えられます。また、くるまに限らず日本からの工業製品の輸出も特殊なものを除けば減少していくとも思います。そのため、これから中古車輸出を個人で始めて利益を上げるのは非常に難しいと思います。