シンハラ王国
スリランカ 国の始まり
スリランカに伝わる王権神話によれば「昔、インドでオスライオンとベンガル王女との間に双子の兄妹が生まれた。成長した息子はライオンを殺し、妹と結婚しラーラ国を建国する。子宝に恵まれるが、長子ウィジャヤは徒党を組んで国中を荒らしまわったので、とうとう船で追放してしまう。スリランカに漂着した彼らは、夜叉を征服してシンハラ王国を建国する。この一族はライオンを殺したもの(shinhara)と呼ばれた。
シーギリアロックの壁画
この神話によればシンハラ人が北インドから現在のスリランカにやって来て、最初の国を作ったのはシンハラ人ということになるが、実際にはシンハラ人が渡ってくる前に、スリランカには土着の狩猟採集をする民がいたが建国をすることはなかった。
古代には小国が分立する時代があったが、ある国が仏教を取り入れて強大化していったようです。その後は南インドとの交流盛んであったことから、南インドから多くの移民が19世紀にかけてあり、今日の人口構成になったようです。