オットー内燃機関
最初に内燃機関(4サイクルエンジン)を完成させたのは1832年ドイツ生まれのオットー(Nikolaus August Otto)である。
1876年にオットーは吸入ー圧縮ー膨張ー排気を繰り返す4サイクルエンジンを完成させた。これが今日の4工程を繰り返す4サイクルエンジンの原型となった。
オットーのエンジンは静かな上に熱効率が高かった。その後1878年のパリ万国博覧会で公開実験され、その効率の良さで人々を驚かせた。1872年にドイツガス発動機制作会社を設立し、内燃機関エンジンを制作し始めた。この会社で制作された2万5千台のエンジンは世界中に広まり新しい動力源となった。
蒸気機関はすでに実用化されたいたがエンジン全体が大きく石炭を大量につまなければならないなどの理由で自動車には不向きであったが、小型化が出来る内燃機関のがオットーにより完成されたことで、その後自動車の開発が進んでいくことになる。
オットーのエンジンはガスを燃料としていたが、その後、電気点火方式になり、燃料としてガソリンが使用されるようになったことで、内燃機関の小型軽量化が進み自動車が開発されていくことになる。