オートオークション 接合車

接合車とは車輌のボディを半分に切って繋いだような車を指します。

自動車のボディは4どあのセダン型を例にすると、大きく分けてエンジンルーム、乗車スペース、トランクルルームに分かれるため、前方部を大きく破損した車のエンジンルーム部を後部の破損が大きく前方部が無傷に近い車のものと取り換えたりしての修理というよりは、接合による移植で復元することになります。

前方部の損傷が激しく運転席までにその影響が及んでいる場合には車の中心部より切断して車輌の前半分を他の車の前半分と接合、移植する場合もあります。

いずれの場合にしても外見上は見分けることは難しくても、完全に元の状態に復元することは不可能であり、ジャッキアップして下回りを見れば、すぐに接合部が確認できます。

また車輌の前半分には車台番号の刻印もあるため、車の前半分を他の車と取り換える場合には、車台番号を職権打刻により打ち直す、もしくは車台番号の刻印してあるパネルも移植することになり、車両に不自然な痕跡が残ることになります。

以前はニコイチやドッキング車などとも呼ばれ、オートオークションで再検査になっていたこともありましたが最近では接合車のことが話題になることもなくなりました。

オートオークションでは開催日から3か月くらいのクレーム受けつけ期間を設定しているところが多いようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です