スバルR2
1969年スバル360の後を引き継ぎ、スバルR2が登場した。基本的にはスバル360のメカニズムを踏襲しながら新しいボディーとなった。
1969年スバルR2 スーパーデラックス
シリンダーブロックがアルミ合金になった2サイクルエンジンはリードバルブを採用したことなどからスバル360より5馬力出力が上がり30馬力/6500rpmとなり最高速も5km早い115kmとなった。ホイールベースが120mm伸ばされ室内スペースが広げられ、フロント(ボンネット)にトランクスペースが設けられた。
1969年スバルR2 スーパーデラックス
スバル360では若向けのスポーツタイプへの市場動向の対応に遅れたことがあり、軽自動車市場での巻き返しをはかるため、すぐにスポーツタイプを加えることになった。スポーティーデラックスでは32馬力、SSでは36馬力となり、SSではラジアルタイヤが標準となった。
1970年スバルR2 SSとR2 GLのダッシュボードまわり
R2 SSの運転席まわり
1971年にはフロントグリルふうの飾りが付けられ、セダン系のエンジンはスポーティーデラックスと同じ32馬力にアップされた。
スバルR2 スタンダードとSSを除いて付けられたフロントグリルふうの飾り
競争が激しい軽自動車の中で落ち込んでいたスバル360にかわって登場したR2の登場により、スバルの軽自動車の販売実績がしだいに上向いていった。