三菱デボエア
1964年に三菱からアメリカふうボディの6人乗り4ドアセダン デボネアが発売された。
そのサイズはセドリックやクラウンより幾分大きく小型車枠ギリギリまで広げられた。エンジンは直列6気筒OHVの1991ccから105馬力/5000rpmの出力で最高速度は155kmであったが、その地味なスタイルから売れ行きは振るはず、クラウン、セドリック、グロリアに並ぶことはなかった。
デボネアは分割されていた三菱3社が合併して三菱重工業となった直後に発売され、三菱500のからの構想であった軽のミニカ、コルト600、コルト1000、デボネアまでの4シリーズの乗用車がそろった。
1970年にはSOHC6気筒エンジンに載せ替えデボネア エクゼクティブになり、出力はプレミアムガソリンが130馬力、レギュラーが120馬力となり前輪にサーボ付ディスクブレーキが装備された。
その後1999年まで生産されたが販売不振の状態が続き、三菱グループの重役専用車と揶揄されるほどでであった。