いすゞ ベレットR6
いすゞ自動車はベレットGT/GT-R,117クーペに続いて、エンジンをミッドシップマウントしたGTカーの開発を進めていた。
いすゞ ベレットR6
1970年鈴鹿 R6
その開発はレーシングカーから技術をフィードバックする形ですすめられた。いすゞのレース活動は1966年の第三回日本GP(FISCO)に始まり、そのレース経験からDOHCエンジンが開発され、117クーペやベレットGT-Rの発売へと繋がっていった。
1969年の日本GPではR6とR72台ずつの合計4台でメインレースに挑戦した。成績は振るわず、2台のR6は19位とリタイヤ、R7は15位と16位であった。
いすゞ R7
R6は117クーペ用の1600cc DOHCエンジンをミッドシップマウントし、R7は4キャブのOHVシボレー5000cc V8 エンジンをリアアクスル前に配置していた。
1970年R6スパイダーを開発された。エンジンはR6とほとんど変わらない117クーペのDOHC1600ccだが、ボディが軽量化されたことで100kg軽くない運動性能が向上した。
1970年日本オールスター レース R6スパイダー
R6スパイダーの後部
1970年の冨士インターで9位に続き、同年日本オールスターでは優勝した。
R6、R7のレース活動がいすゞベレットMXの開発へと繋がって行った。
いすゞベレットMX