ホンダ S360,S500,S600,S800
1962年(昭和37年)ホンダ 2人乗り オープン ミニスポーツS360とS500が出品された。
1962年 東京モーターショーに出品されたS360
エンジンはDOHC4気筒で4個のCVキャブレターで後輪はチェーンで駆動された。
軽自動車規格のS360は356ccは33馬力/9000rpmで最高速120km/h、S500は492cc 40馬力/8000rpm 最高速130km/h以上と発表された。
翌年の1963年にS500が発売されたがS360は市販化されずに終わった。市販化されたS500のエンジンは531ccになり、出力は44馬力/8500rpmにアップされた。
1964年 S500
翌1964年にはS600が発売されたことで主力はS500からS600へと移った。S600のエンジンは606ccの57馬力/8500rpmで最高速は145kmhとなった。このエンジンのトルク領域は広くトップギアで30kmの走行もでき、そこからの加速もスムーズにできた。
1964年1967年 S600
1965年ー1967年 S600ファストバック
1965年にはルーフを被せたファストバックモデルが追加されたが、S600の輸出実績は思わしくなく、1965年の東京モーターショーにはS800とS800クーペが出品され、翌1966年には発売された。
1966年ー1968年 S800
DOHC4気筒エンジンの排気量は791ccとなり、出力はS600より13馬力高い70馬力/8000rpm、最高速 160kmn/hとなった。
1966年ー1968年 S800クーペ
S800になってから間もなく、チェーンドライブカラシャフトドライブヘ変更された。これによりチェーンからの騒音が無くなった。
1968年にはマイナーチェンジがあり、S800Mとなり、国内向けクーペがなくなった。外装に小さな健康が加えられた他に、前輪にディスクブレーキが標準装備された。
1968年ー1970年 S800M
S800の791cc DOHC4気筒エンジン
ホンダスポーツによりホンダは四輪乗用車市場への進出を果たすことができたが、他の量産型乗用車の生産が増加していく状況のなか、1970年7月でホンダスポーツの生産は打ち切られた。