オートオークション名変書類の紛失と書損
オートオークションで落札した車両の名義変更は開催日から1か月以内くらいの期間内に名義変更することが規定されていて、名義変更書類の書き損じによる書損や紛失の場合には差替え料を支払っての差替えになります。
各オートオークションごとに差替え料は異なりますが、書損の場合は3万円くらいになり、紛失の場合は5万円くらいになります。
また、その他に実費の請求がされる場合があります。出品店の自社名義の場合は各名変書類の再発行が容易の出来ますが、それ以外の第三者名義の場合には出品店の一存で書類の発行が出来ないため、差替え料に加えて実費の請求がされます。
よくあるケースとしては下取り買取車両をユーザー名義のままの出品やオートオークションから仕入れた車を自社名にせずにそのまま他のオートオークションへ出品するいわゆるオートオークションまわしの場合などがあります。
名義書類の有効期間が長い車両は名変されることなくオートオークションを数か所まわった後に落札される場合があり、こういう車両の書類紛失、書損場合にはの差替え料が多重にかかるjことになり、実費分が高額になります。
また名義人の状況などから再発行が困難な場合があるため、個人法人を問わずユーザー名義の落札車両の書類の取り扱いには注意が必要です。
名義変更書類の紛失はあってはならないことですが、書き損じによる書損は日常発生していると思われます。良くあるケースとしては委任状と譲渡証の書損になります。
登録がされている(ナンバー付)車検の未経過期間が残っている車両の場合には各証明書以外に譲渡証と委任状が、登録が抹消された車両の場合には譲渡証の記入が必要になります。これらの書類は訂正印での訂正が出来ないため、書損の場合には差替えになります。
オートオークションから送られてくる譲渡証、委任状には法人名義の場合には住所、名称、代取名などがスタンプされていて捺印されている場合が多いのですが、個人名義の場合には白紙に実印だけが押されている場合が多くあります。そのため個人名義の場合には手書きの記入になるので注意が必要です。
一般ユーザーがオートオークションから直接に名変書類を受取ることはないと思いますが、オートオークション代行などで、万が一そのような書類を受け取ることがあったら、または個人売買での名義変更では、迷わず代書屋へ書類作成を依頼したほうが無難です。