オートオークション入会 保証人資格
オートオークションに新規で入会する場合には保証人が必要になります。また、その保証人の資格は土地、建物の不動産所有者になり、それは新規入会希望者にとっては厳しい入会基準となります。
企業系のオートオークションでは保証人が必須になり、協同組合の中販連(JU系)の中には紹介者を付けることだけでも入会できるオートオークションもあります。
オートオークションの保証人の必要性としては、近年、オートオークションの出品規模が大きくなり、多会場を有するオートオークションも存在するようになり、またインターネットで各会場が繋がるようになってから、一会員の一日あたりの取引額も大きくになりました。そのため、代金決済の遅延や未決済の問題が発生した場合など会員とオートオークション間で問題が解決できない場合、当該会員に代わって保証人が責任を取ることの重要性が増したように思います。
オートークションの取引には限度額が設定してあり、その額は300万円くらいになり、通常はこの限度額までは落札することが出来、代金決済前に落札車両の搬出が可能になっています。そのため、代金の未決済があった場合に保証人はこの限度額まで保証することになります。
実際にはオートオークション入会時の不動産所有する第三者保証人を見つけることは困難であり、これから個別のオートオークションに入会し中古車販売店を開業しようとする者には大きな壁になります。
保証人を見つけることが難しい場合には、個別にオートオークションに入会しなくても、全国にある多くのオートオークションや入札会で取引することが出来るオートオークションと会員を仲介するオートオークション代行会社があります。このような会社(アイオーク、オートサーバーなど)の入会審査基準はオートオークションに比較して緩く、入会しやすくなっています。
また、ネット上にはオートークション保証人代行サービスなる奇妙なサービスがあり、それらは会員制のシステムになっているようですが、、保証人を紹介してもらえないにも関わらず会費を請求し続けられるなど多くの問題があるようです。
そもそも、少額な手数料で高額な保証人を引き受ける人間などいるはずもなく、このような代行サービスが存在していることに大きな疑問があります。