自動車輸出 船積み料金
中古車の輸出料金は通関料を込にして自動車の大きさ(体積)ごとに料金が決められていることが多くなっています。
一般的な貨物は荷扱い料金に通関料を合わせた合計金額が船積みにかかる費用となりますが、中古車の場合は通関料込の台あたりの料金としているケースが多いようです。
実際には自動車の大きさ(体積)で料金の区分けがされていて、自動車の縦、横、高さを掛けたM3(立米)で料金が決まります。4ドアセダンの乗用車の場合は体積が10M3から13M位になり12000円前後の料金になります。これに放射能検査の1500円を合わせると船積み費用の総額は13500円くらいになります。
同じ小型車であってもワゴン車の場合は車高が高いためM3がセダンに比べて大きいため、料金区分が一つ上のクラスになります。
例、10M3ー15M3 12000円、15M3超ー15M3 15000円 .............
自動車の体積による料金区分と船積み料金は通関業者により異なります。また放射能検査料金も自動車の大きさにより区分けされていて、通関業者ごとにその料金は異なります。
船積みをする港によっても料金に違いがあり、取扱量の多い横浜や川崎は他の港と比較すると相対的に料金が低く設定されているように思えます。また、台あたりの荷扱い料とは別に通関一件あたりの5000円くらいの通関料を請求している業者もあります。
一回の船積みで多くの台数を船積みしている輸出業者の場合は例に書いた料金より低い料金設定になっています。船積み料金も船賃(フレート)と同じで個別に通関業者と交渉をして、台数に応じての料金の引き下げが可能です。