マツダ カペラ
1970年5月、マツダ カペラが発売された。カペラはロータリーエンジンを搭載すること前提に開発された初めての市販車であり、12A型ロータリーエンジンが搭載された。
1970年ー1971年カペラ・ロータリークーペ グランドスポーツ
12A型ロータリーエンジンはコスモ/ファミリアのローターハウジング厚みを10mm増やしたもので573ccX2 圧縮比9.4から12馬力/6500rpm 最高速はクーペで190km/h セダンで180km/hであった。
1970年ー1971年 カペラ・ロータリー セダン ロータリー系のテールは丸形
マツダはロータリーエンジンを前面に出してはいたが、ローターリーエンジンに抵抗感をもつユーザーもいることから、カペラにもレシプロエンジンが組み合わされカペラ1600も同時に発売された。
1971年ー1973年 カペラ1500クーペ レシプロ系は角形のテール
エンジンは4気筒1586cc OHC 100馬力/6000rpm 最高速165km/h、同じ年の10月には 92馬力 最高速160kmのカペラ1500が追加された。
1971年1月にはカペラGシリーズが加えられた。この時にローターリーエンジン用にJATCO自動変速機が追加された。これにより、低回転域でノッキングのようなガクガクとした現象が抑えられスムーズな加速ができるようになった。
1972年ー1973年 カペラ1600GL Gシリーズには前輪に倍力装置付きディスクブレーキが標準装備された。
1972年ー1973年 カペラ・ロータリー GR カペラ・ロータリーは後に全車がGシリーズとなった。
1972年1973年 カペラ・ロータリー クーペGSⅡカペラシリーズ最上級モデル 125馬力/7000rpm
1974年ー1975年 カペラ1800AP 1500ccエンジンが廃止され、代わりにルーチェ用の1800ccエンジンが搭載された。エンジンは4気筒OHC 1769cc 100馬力/6000rpm
1975年 カペラ・ロータリーAP 1974年、マイナーチェンジを受けた時にロータリーエンジン系は排気ガス規制を施したAP仕様となった。
1975年カペラ・ロータリーAP クーペ 1974年のマイナーチェンジでテールランプがエンジンを問わず全車で共通化された。