ホンダ Z
1970年10月に軽自動車に新しい分野を切り開いたホンダZが発売された。
1971年ホンダZ GT
NⅢ360をベースに軽乗用初のスペシャリティー・カーとしてデビューしたホンダZのエンジンは、2気筒OHC 354cc 31馬力とツインキャブ36馬力/9000rpmがあり、最高速は115km/h及び120km/hで室内には国産初の飛行機のようなオーバーヘッドコンソールが付きその他ににも新しいアイデアが盛り込まれていた。
1971年1月には5段ギアボックスとラジアルタイヤが標準装備されたホンダZ GSが発売された。
1971年12月にはエンジンを水冷化し、圧縮比9.0に高めた31馬力/8500rpmとツインキャブの31馬力/9000rpmの2種になり、1972年11月にはボディはセンターピラーのないハードトップとなり、エンジンはシングルキャブの31馬力が廃され、36馬力のみとなった。
1972年 ホンダZ GT
1974年 ホンダZ GSS ハードトップ
ギアボックスは4段または5段(GSSのみ )のマニュアルのみとなった。
ホンダZ発売後の反響は大きく、それに刺激されて翌年には各メーカーから遊びこころを取り入れた軽乗用車のスペシャリティー・カーが多く登場するようになる。