プリンス スカイライン①
1957年4月、富士精密工業は新型車プリンス・スカイラインをデビューさせた。
1957年1959年 スカイライン・デラックスALSID-Ⅰ
デラックスモデルにはラジオ、ヒーター、時計、ライターに加えてウインドウオッシャー付き2速ワイパーが標準装備された。
グレードはデラックスとスタンダードの2種類になりフロントグリルとサイドモールのデザインが異なる。エンジンはプリンスAISH-Ⅳの1484cc 60馬力/4400rpmで最高速は125km/h
1957年ー1959年 スカイライン・スタンダード
翌年の1958年 東京モーターショーに1900ccのエンジンを搭載してスカイライン1900が出品され、そのスカイラインは翌年1959年にプリンス・グロリアとして発売された。
1958年の後楽園競輪場で開催された東京モーターショーに出品されたスカイライン1900
1960年に4灯式ヘッドライトが採用され、1960年9月に小型車規格が1500ccから2000ccに引き上げられたため、1900ccを搭載していたプリンス・グロリアは小型車となった。小型車規格が引き上げられたことから1961年5月には1900ccのエンジン(91馬力)を搭載したスカイライン1900が発売された。
1960年ー1962年 スカイライン・デラックス ALWSID-2改
1960年 スカイライン・スタンダード ALSIS-2改
1961年ー1962年 スカイライン・スタンダード ALSIS-2改
1961年後期ー1962年 スカイライン1900デラックス BLSID-3 低オクタン価ガソリンが使用できるように圧縮比を805から8.0に落としたグロリア用1862OHVエンジン 91馬力/4800rpmが搭載され最高速は140km/h
1962年スカイライン1900スタンダード BLSIS-3 スタンダードにも1900エンジンが搭載された。
1963年 スカイライン スーパー それまでのデラックスがスーパーとなった。
1961年2月にはプリンス車の印象が浸透してきたのに伴い社名を富士精密から車名にあわせてプリンス自動車工業へ変更した。