買取店や異業種による個人売買仲介サイト
中古車を購入する手段としては、以前から中古車展示場の他に中古車販売店のサイト、中古車情報誌が運営するサイトなどがありますが、ここ最近、オートオークションの存在が一般ユーザーに知られることになるようになってからは、オートオークションの代行が多くなっています。
また、上記以外にも異業種から個人売買を仲介するサイトを使っての中古車販売事業への参入もあります。
中古車は中古車販売店や業者が売買をするオートーオークションを通しての取引では消費税が課税されますが、個人売買では消費税が非課税のため、今後は消費税の税率引き上げ後には更に個人売買仲介サイトが増えていくように思います。
個人売買仲介サイトが増えていくと今ある中古車の流通形態(買い取り、下取りー>オートオークション->中古車販売店ー>ユーザー)から(ユーザーー>個人売買仲介サイトー>ユーザー)へと変化していく可能性もあり、買取店、販売店を含めて中古車業界では個人売買仲介サイトが増えていくことを懸念している状況があります。
そのような状況の中、中古車業界の大手買取店が個人売買仲介サイトの運営が始めたことで、今後の中古車流通の形態の変化が加速していくように思います。
オートオークションからの仕入れや買取、下取り車をオートオークションで売ることで中古車業界が成り立ってきましたが、その流れが加速すると今後はその図式が壊れていくように思われます。
中古車輸出事業やオートーオークション代行などでの独立開業を支援するサイトはオートーオークションを利用して独立をするものであるため、もしオートオークションを中心とした現在の流通形態が大きく変化した場合には今ある事業のモデルは成り立たなくなります。
インターネットが普及するようになってからは様々な業種で流通形態が変化していっている状況の中、中古車業界も例外ではなく、消費税を非課税にする個人間売買は業界に大きな変化をもたらすことになりそうです。
そのため、独立開業支援を利用しての独立を考えている方はそのような状況を考慮しての独立を検討する必要があります。