冠水車の見分け方
地球温暖化の影響なのかはよくわかりませんが、近年は大雨や台風の上陸数または季節外れの大雨などが多くなっているように感じます。堤防の決壊では多くの家屋が水につかることになり、同時に多くの車が水に浸かることになり、それらはオートオークションで定義している冠水車になります。
日本自動車査定協会で発行されている冠水車の冊子を転載しましたので、冠水車の疑いがある車を見つけたら参考にしてください。
オートオークションでの車両検査では冠水車の判定は難しく、冠水した車が冠水車として判定されることなくそのまま通常の車として出品されているケースがほとんどと思われます。
その理由としては、冠水車をそのままの状態で出品されるケースは少なく。通常は内外装の清掃をし、冠水の痕跡を消して出品されるケースが多く、またオートオークションの通常の検査では車を分解しての点検が行われることは少ないため、冠水車であることが見落とされる場合がほとんどに思われます。
そのため、実際には落札店がその車両の冠水の痕跡を見つけてオートオークションに通知し、再検査となればオートオークションで分解点検が行われた後に冠水車の判定となります。
結果としては自分で冠水の痕跡を見つけることでクレームの申し立てが可能になり、オートオークションの再検査へ持ち込むことができるようになります。そのため自分でその痕跡を見つけることが必要になります。