自動車 ワイパー
自動車のワイパーは回転するモーターの動きをワイパーリンクに伝え左右への動きに変えて、ワイパーを動かしている。
ワイパーモーターもワイパーリンクもあまり故障する部品ではないが、ワイパーブレードのフロントガラスをふき取る部分はゴムでできているため、劣化してゴム質が硬化すると水滴のふき取り状態が悪くなり定期的な交換が必要になる。
ワイパーブレードには純正品と社外品があり、社外品は大手自動車用品で簡単に手に入れることが出来るため、社外品が使われているケースのほうが多いようです。
ワイパーブレードの交換ではワイパーゴムのみを交換する場合とワーパーブレードごと交換する場合があり、ゴムのみの交換をする場合には注意が必要になります。
その理由としてはワイパーブレードが純正品である場合には純正ワイパーブレード用の社外のワイパーゴムを買わなければ取り付けすることが出来なくなります。社外のワイパーブレードがすでに取り付けられている場合にはその社外メーカー用のゴムを選んで買うことが必要になります。
そのため、社外のワイパーを取り付けている場合にはワイパーゴムだけを交換するのではなくワイパーブレードごと交換するのが無難のように思います。
ワイパーリンクの故障にはリンクのジョイント部の摩耗により、ジョイント部が外れてしまうことがあります。この場合にはワイパー左右の片側だけしか動かないなどの現象になり、ワイパーリンクの交換が必要になります。
冬場の使用ではフロントガラスに積もった雪をワイパーで無理に取り除こうとするとワイパーモーターに過度な負担がかかりヒューズがとぶことがあるので、雪を取り除いてからワイパーを作動させることが必要になります。
ワイパーには雨の除去いがいに、ウインドウウッシャー液を使ってフロントウインドウの汚れをとる役目があります。ウインドウウッシャー液は水でも問題はないのですが、気温が低い場合のは凍結して水が出なくなるためウインドウウッシャー液に添加剤を混ぜてしようすることになります。
ウインドウウッシャー液の噴射ノズルの穴は小さいため詰まることがあります。この場合には針などを使って詰まりを取り除きます。またウインドウウッシャータンクに水が無い状態でウインドウウッシャーのモーターを長く空回りさせるとモーターの焼き付きやポンプ部の破損などの故障の原因になります。