Amazonの中古車

ネット通販の最大手といえばAmazonであり、多くの商品の販売をネット上で行っている。最近はお坊さんの派遣までサービス商品としてネット上で販売したことなどで話題を呼び、物議を醸しだしている。

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ネット販売というと新品を販売するサイトは多いがAmazonは新品と並行して中古品を扱っている。特に書籍などでは廃版となり読みたいと思っても中古品でしか手に入らないものがamazonには多くあり、古本屋を回らなくても手に入るのが便利なので、書籍を探す場合にAmazonを利用することが多いと思う。

Amazonの中古品は様々あるが、Amazonの中古品が話題になることはあまりないが、Amazonに大手中古車販売店からの出品されている。またリース会社からの新車のリースも出品されている。

中古車は長い間、中古車専業店やメーカー系の中古車販売店が扱っていたが、最近は異業種の参入と販売形態が変化したことで、様々な買い方がある。

中古車は中古車展示場で車を確認して購入方法と自動車情報誌を発行している会社のネット上から中古車を選び中古車販売店から購入する方法が長く続いたが、最近はインターネット環境の整備が進んだことから、中古車販売店が自社のウェブサイト保有し独自に宣伝広告を行ってネット通販を行う会社も多い。

また、仕入れた中古車を販売する形態の他にオートオークションからの落札を代行する会社を通してオートオークションから直接購入する方法もあり、業界のありかた全般が変化していっている。大手中古車販売店の中には消費税率の引き上げを考慮して、中古車本体に消費税が課税されない(非課税)個人売買の仲介を行う会社もある。

Amazonに出品されている中古車はその出品している自動車販売店によって販売条件は異なるが、概ね販売価格に名義変更手数料3万円を加算した金額が支払総額になり、関東、中部、関西地域への陸送代は無料で自宅まで納車してもらえる。それ以外の地域の離島を除いた地域へは25000円から55000円の陸送代で自宅まで納車してもらえる。

販売価格には通常別請求になる諸費用の消費税、自動車税の未経過期間分、自賠責保険の未経過期間分、リサイクル預託金が含まれている。また、保証料、整備費用も含まれている。

保証料、整備費用は販売店やその中古車の年式、距離などにより個別に異なるため、事前にその詳細を確認したほうがよいと思う。

支払いはAmazonに1万円を払い残金は販売店に直接に支払う決済方法になる。

以前は車両本体価格を提示し諸費用は別途見積もりで総額を客に提示する販売方法が多く、いわゆる諸費用ぼったくりのような販売方法が多かったが、最近は展示場に展示されている中古車でも車両本体と並列して諸費用を込みにした支払総額表示をしている中古車販売店が多くなっていてAmazonの中古品も同様に支払総額表示を表示して明朗会計になっている。

中古車は機械物であり、中古車は新車の状態を維持している物ではないため、購入時のトラブルが多い商品になり、保証料を支払って保証を買う保険のような保証から販売店が独自に保証書を発行し保証している場合があるが、いずれにしても購入前に補償内容の確認が必要になる。

また、一週間以内であれば返品が可能となっていることは他の中古車販売店には無い販売条件になり、瑕疵担保責任のような購入時に顧客側で気が付かない問題が発生した場合には、その販売店側の定める返品条件が適用されれば返品が可能になるのだと思う。

Amazonの中古品は明朗会計に保証付き、加えて返品可能と不明瞭な部分が少なく、また販売店とのトラブルが解決しない場合にはAmazonにその問題を報告して解決にあたることも可能だと思うので、安心感はあるが、中古車は相場がある商品であり、その価格は中古車の状態により1台1台で全てに異なる。そのため、Amazonの中古品を購入しそのサービスに満足したとしても、その価格が他の中古車販売店より30万円も50万円も高い支払総額だとしたら、その商品の購入に満足感を得られるのだろうか?顧客をより満足させるためには、より多くの費用がかかりその分が販売価格に上乗せされていることになる。

中古車は同じ状態、同じ価格のものはないので、どこの中古車販売店で購入するとしても、同型の他の中古車を比較対象として価格やサービスを含めたが検討が必要に思う。Amazonがより良いサービスを提供しても実際に購入するのは、そこに出品している中古車販売店から購入するのだから......

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