どうしてダイハツだけが?
これまで不正に認証を取得したケースじはほとんどのメーカーでありましたが、今回のダイハツ工業のように全車出荷停止になるようなことはありませんでした。今回は悪質性を考慮してのようですが、これほどの厳しい措置は今までなかったのでなぜ今回に限ってこのようなことになるのか疑問が残ります。
ここ最近は自動車に限らず多くのメーカーで不正が発覚していますが、一時的に大きく報道されてもその後どうなったのかに関する報道はほとんどなく尻切れトンボのように終わったことのようになります。つい最近のことである同じトヨタ系列の日野自動車の不正も大きく報じられただけで、その後どうなったのかのは大きく報じられることはなく終わっています。
今回のダイハツ工業の不正は2023年4月に内部告発により不正が発覚して、他の自動車メーカーと同様になんだかわからないうちに終わってしまうのではないかと思っていたら、同年12月に突然、全車出荷停止の報道がされました。その報道内容は現在生産されている全車種だけではなく1989年から不正が始まり生産が終了した車種にまで及んでいます。また今まで生産された車種を現在所有する自動車ユーザーにまで取材をする熱に入れようです。また中古車としての価値まで中古車販売店で取材をしています。
ここまで報道すると中古車としての価値を大きく下げることは、オートオークションでの相場を下げ、中古車販売店の在庫価値、ダイハツユーザーの車両価値を下げることにつながるようになる可能性もあります。今回だけどうしてここまでの報道がされるのか疑問が残ります。
今でも続くビックモータの報道もそうですが、同様の問題が同時期に指摘された中古車販売店のNEXTSTAGEは大きく報道されることもなくビックモーターとは対照的です。以前、三菱ふそうトラック・バスのタイヤが走行中に外れ歩行者が死亡する事故が発生した後に、同メーカーの不正が発覚しその後同メーカーの車種が出火し燃える事件が連続して起き動画や写真が公開され大きく報道され続けました。一時期を過ぎるとその事件がパタッとやみました。自動車からの不具合による出火は極めて稀に起きることはあるとは思いますが、不正やタイヤが外れることを発端に連続して起きることは不自然であり、意図的に特定のメーカーをたたく世論操作をしているように見えます。
今回のダイハツ工業の不正は検査用のドアを作成して検査対象車両に装着するなど悪質性は有りますが、ここ最近会った他のメーカーの排ガス規制などのデータ改ざんも悪質性は同である不正行為です。
不正を正すのであれば公平中立にその原因を再発防止のために明らかにして公平な処罰を求めることが必須に思えます。ダイハツ工業に限らずここ最近起きた自動車メーカー不正を全て正すべきと思います。