オートオークション 出品票の不正記入

オートオークションの出品票は出品店の自己責任により記入され、年式グレードなどの車両明細の他に修復歴や不具合箇所などを記載します。


出品店は出品票にて出品車両の情報を正確に記入しオートオークションへ申告します。

年式やグレードなどの出品車両の固有の情報のご記入は全てクレームの対象になります。
また、セールスポイントに記入されたものは全て正常に機能することが前提になり、不具合がある場合は全てクレームの対象になります。

出品車両に不具合箇所がある場合にも出品票に記入しオートオークションへ申告します。

出品車両の不具合箇所は必ずしも具体的である必要はなく不具合の現象を記入することでの申告でも問題はありません。

エンジン異音、オーバーヒート有りなどの表現などがそれにあたります。

出品票は一部のオートオークションを除いて出品店による手書きのものが未だに多く使われています。そのため曖昧な表現などが成約後のクレーム裁定時に問題となる場合があります。

出品店による曖昧な表現による不具合箇所の記入は故意に行われているのは明らかなのですがオートオークションの裁定により出品票の曖昧な記載が有効とされ落札店からのクレームが却下される場合があります。また、出品票を薄く記入するなどの姑息な手段でクレームを逃れようとする不正記入などもありました。

オートオークションでの車両検査は内外装が中心なのですが、明らかにエンジンが不調である場合などは検査員がその状態を記入します。また曖昧な表現がある場合は出品店へ確認をする場合もあります。

出品票へ事前に問題箇所の記入を嫌う出品店の中にはオートオークション開催当日に申告をするものもいますが、この場合はそれまでの入札が全て取り消しされ、直接の応札でその車両の競りが行われます。

過去には様々な姑息な不正行為がありましたが、オートオークションの規約が充実されてきている中では姑息な手段による不正行為は排除されてしまうことが多くなりました。

今後は全てのオートオークションの出品店はコンピュータによる印字に代わっていくのは確実なので不具合箇所の曖昧な表現などでクレームを逃れようとする行為は全て排除されると思います。

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