中古車輸出 年式規制
中古車の輸出では各輸入国ごとに異なる年式規制に合わせた中古車を輸出します。
中古車の輸入には年式以外にも排気量や乗用車やトラックなどの商用車ごとに細かい輸入規制を設けられている場合があるので注意が必要です。
年式規制は新車の製造年月から何年以内と年単位で計算する場合と月数までカウントして何か月以内と規制している場合があります。そのため同じ3年でも36か月と厳格に月数を計算する場合と、月数を考慮せずに年単位で計算する場合があります。
月単位例 例、製造年月から36か月以内 この場合、2012年7月から2015年7月までに製造された車の輸入が可能で2012年1月から6月までの製造された車の輸入は不可。
2015年7月ーーー2014年7月ーーー2013年7月ーーー2012年7月(製造年月)
年単位 例、製造から3年以内 この場合2012年1月以降から2015年までに製造された車になり、月は考慮されないため2012年1月から6月までの製造された車の輸入も可。
2015年7月ーーー2012年(製造年)
年式の規定にはメーカーの製造年月とされ車台番号から年式を割り出す場合と車検証上の初年度登録とされる場合があるため注意が必要です。その理由としては車検証上の初年度登録は登録遅れなどにより、実際に製造された年月と登録年月が大きくずれることがあるためです。
また、3年以内または36か月以内の船積み、または3年以内または36か月以内の仕向地への到着とされることになるため、到着が期限とされる場合には早めの船積みが必須になります。
実際の年式規制は3年から10年位の間に設定されている国が多いようです。また年式規制では厳格にその規制が運用され年式規制から外れた車の輸入を完全に禁止している国と、年式規制から外れた車に罰金を課して輸入をすることを許可している国があります。