ゴムタイヤとアスファルト道路の始まり

初期のタイヤは子供の三輪車のタイヤのような空気の入らないソリッドタイヤであったが、1945年にロバート・トムソンにより空気入りタイヤが考案され、ついで1950年にジョン・ボイド・ダンロップによりリムにタイヤを引っかかる構造が開発された。その後1890年頃には現在のタイヤの基本構造になった。

その後は1900年代に入ると自動車の性能が向上するにつれて、高いけん引力に耐えるため、タイヤ幅が広くなり、空気圧が低圧化し、路面振動がタイヤで吸収されるようになった。

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タイヤの変化

ゴムタイヤの使用は道路構造を大きく変えることになった。馬車の時代には砕石の間に小砂利つまったマカダム道路が標準であり、それは鉄の輪金を付けた馬車によって路面が踏み固められるものだった。

自動車が登場し、ゴムタイヤが使用されるようになると、マカダム道路の砕石の間の小砂利は剥ぎ取られその路面は破壊されるようになる。

1838年には石片を敷いた路面にタールを敷き詰めるタールマカダム道路が1894年には小石や砂をタールやアスファルトと混ぜたものを路上に広げてローラーで押し固める方式が完成し、コンクリート道路はスコットランドで始められた。

自動車交通網の発展とともに道路建設は国家的な重要課題となった。そのため道路舗装率は各国の文明水準の指標の一つとも考えられるようになり、その建設には自動車関連の税金が投入された。

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