エンジン メタル
エンジンの故障ではメタルの焼き付きと呼ばれるものがあります。エンジンが焼き付くような故障の場合にはエンジンを車から降ろしてのオーバーホールをする修理が必要になります。
今現在では中古のエンジンが多く流通していることもあり、乗用車などの小型車ではオーバーホールをするケースは多くは無いように思います。
エンジン内部の部品は上下運動をするピストンではピストンリングがシリンダーの内側の壁に擦れ合い、回転する部品でもそれを受ける軸部分の金属どうしが擦れ合い摩耗します。摩耗する部位をエンジンオイルで潤滑しています。
焼き付きが起こる原因ではオーバーヒートや何らかの理由でオイルが摩耗する部位から切れた状態になり、金属同士がその状態で高温で擦れ合うと金属が溶解し溶接したように溶着します。これが焼き付きになります。
エンジン以外の回転部分にはボール状やローラー状のものが入ったベアリングが使われていますが、エンジン内部では軸受部分にメタルと呼ばれる軸受が使われていて、それにエンジンオイルを循環させ潤滑させています。
コネクティングロッドとクランクシャフトの軸受部分にはメタルが使われています。