オートオークション 車輌再検査
オートオークションで落札車輌に重大な欠陥がある場合など場合にはオートオークションでの再検査になる場合があります。
オートオークションでの再検査になる場合には、冠水車、接合車など競り前の検査で見つかりにくいものや、修復歴無車輌で出品された後に修復歴が疑われる場合、評価点と現車の状態が著しく異なる場合などがあります。
クレーム申し立て期間は冠水車、接合車などの重大な欠陥がある場合には3か月くらいの長い期間が設定されていて、その他は当日を含めて5日以内くらいになります。
いずれの場合にも、落札店からのクレームの申し立てだけでは現車の状態を確認することが出来ないため、オートオークション会場に持ち込み再検査となります。
修復歴車の場合には検査時の修復歴の見落としや修復歴判断の相違などから再検査になります。修復歴の判定は溶接パネルが交換されている場合などには、その判定は容易ですが、溶接パネルが修理されている場合には、その箇所の何センチまでが修復歴有りで、何センチ以下までが修復歴なしになるのかでの判定になるため、検査員と落札店での判断に違いが生じる場合などがあります。
評価点と現車の状態の相違は評価点が2以上下がる場合などにクレームの申し立てが可能になりますが、評価点はオートオークションの検査員の評価判定になるため、現車の持ち込による再検査となりますが、この場合はクレームが却下される場合が多くなります。その理由としては再検査で評価点が2以上に下がる判定がされることはほとんどないためです。また、搬出前に場内で損傷した場合には出品票の状態と現車の状態が異なりますが、この場合にはクレームではなく、搬出前に場内の事故として届け出て処理をします。