スリランカの電車
スリンランカの電車(電車といってもディーゼルなのですが)は都市部と地方を結ぶ路線で都市部を通る
東京のような電車の交通網はないので三輪車のタクシーやバスなどが主な交通機関になります。
このことが大渋滞の原因になっています。
スリランカの都市の中心部に地下鉄を通す話はあるのですが、それを実行するとバスや三輪車のタクシーへの影響が大きいことから海外からの資本を利用しての地下鉄の議論はあっても実現には至ってないようです。
もしスリランカの都市部に地下鉄が通れば多くのバスや三輪車のタクシーなどは廃業に追い込まれることは必至になりますので、それに反対することは理解できますが今後、観光業を中心に内戦後の国作りを進めていくのであればどこかでその決断を迫られる時が来るように思えます。
スリランカ中心部の都市と地方都市を結ぶ電車はそのほとんどが単線のため本数が少なく非効率な運行をしているためバスより時間がかかり、バスを利用する人が多くなっています。
それを効率よく運行させるには技術的な問題ではなく、スリランカ鉄道職員の労働組合が問題のようです。
スリランカでは電車のほとんど来ない駅でも給料をもらって仕事をしている駅員がいるのは疑問に感じました。また電車の本数が増えればそれだけ仕事も増えて忙しくなるのでそれを不満に思う職員もいるのではないかとも感じました。
日本の役所とか特殊法人と同じ悪い構図がスリランカにもあるようです。